パステルアートの型紙をたくさん作るのは大変ですよね。皆様はどんな道具で作っていますか?やり方や道具を変えれば楽になることがあるかも知れません。
準備につきまとう悩み「型紙作り」
パステルアートの最大の特徴ともいえる、「型紙」。
これがあるお陰で、フリーハンドで形を取らなくても作品を仕上げることが出来ます。
ALL指先で描けます、といった特殊なモチーフ以外では必須ですし、いかにやさしい工程で素敵な作品に仕上げられるようにするか、そのキモを型紙が担っていると言っても過言ではありません。

講師にとってはウデの見せ所!
ですが、細かければ細かいほど、当然ながら型紙作りも大変になってきます。モチーフ作りの過程でクリエイティブに切り出している間はまだ良くても、ワークショップ用に量産となると、ただひたすらに時間を取られる作業となります。

初めてワークショップの型紙を準備したときは、あまりの手間にビックリしました…。

まあ、ワークショップの時に、型紙準備が大変だった~ってアピールすると愚痴になっちゃうものね。実際に講師側になって初めて分かることかもね。
できるだけハサミでやっちゃいましょう
手間を少しでも減らしたいこの作業、まずは型紙そのものを見直しましょう!
カッターやデザインナイフで形をひとつひとつ切り出すのは指が痛くなって大変ですから、もっと慣れ親しんだ道具で、時間も短く済む方法にしてみましょう。
それは…
「紙を半分に折って、ハサミで切る、以上!」

なんだか…単純というか、原始的というか。子供みたいじゃないですか?

いえいえ、侮れませんよ。幼児期から親しんできた道具でしょう?扱いの自由度が段違いです。
このやり方で切り出すためには、左右対称の形であることが絶対条件ですが、そんな形のモチーフは意外と多いものです。左右で少し違うだけなら、いっそ左右対称にしてしまいましょう。
長く続けるためにも、準備は楽な方に移行できないか、今一度型紙の構成を見直してみましょう。
ハサミで切るときのコツ
半分に折った紙を切り出して思ったような形を出すにはコツが要ります。
おそらく、最初は思ったよりもデブっちょになったり、ほっそりしてしまったりするかも知れません。

うわっ、なんだか異様に横幅のあるウサギさんになっちゃいました。
そうならないためには、紙を折ってから切る線を描くのではなく、まずはざっくりと紙の真ん中に切り出したい形を描いてみてください。
そのざっくりした絵の真ん中あたりで折ってみてから、本番用の線をなぞって描きましょう。
これで大体イメージ通りに切り出せるはずです。

できたー!標準体型のウサギさん!

ちなみに、線を鉛筆で描いてたら練り消しなんかで軽く色を取ってあげてね。せっかく頑張って作った型紙から、作品に黒ずみが移っちゃったら悲しいからね。
また、左右対称ではなくても、大きな型紙でしたらハサミで切り出せるものも多いです。
型紙として穴になる部分、つまり切って捨てる部分のどこかに切れ込みを入れて、そこからハサミを入れてそっと切れ込みを入れましょう。そこから輪郭に沿ってゆっくり切り出せば、大きめのものなら切り出せます。
道具の見直し 自分に合った刃物を
どうしてもハサミは使えない、という場合には、道具を見直してみましょう。
デザインナイフを使ったことはありますか?一般的にカッターよりも小回りが利いて切れ味もよい刃物です。

最初はコツが必要ですが、もし慣れて楽に切れれば作業効率がグッと変わるはずです。カッターと比較して使いやすい方を使いましょう。
ただし、刃が劣化してきたら細かい作業は難しくなるので、替刃に交換して切れ味を復活さてくださいね。

これはカッターも同じですね。パキっと折って切れ味復活!
型紙作りを楽にするには、こちらの「クラフトパンチ」の利用方法を解説した記事もおススメです!
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