パステルアートの夏、といえば…「うちわ」ですよね!
不思議なものですが、毎年作っても飽きないものです。今年はどんなモチーフにしましょう?
夏だ!うちわだ!
ご存知でしょうか?実は、手作りうちわキットは百均でも簡単に手に入ります。
アイドルのライブ用の手作りうちわの近くや、パソコンで印刷するタイプならOA用品の売り場を探してみて下さいね。
まとまった量をワークショップで使いたいわ、という方は、ネットで買う方が種類も豊富で手っ取り早いです。
土台になる骨組みの色や形も、オーソドックスな白の丸型だけでなく、バリエーションがありますので、コンセプトがハッキリしたワークショップならいつもと違うのもいいですね。
例えば、ピンクのハート型なら、「かわいい」に狙いを定めた作品が出来ます。
うちわ作りのワークショップ、3つのポイント
色は薄目でOK!下地も不要
うちわの最大の特徴といえば、実際に日用品として使うことですね。
もしかしたら、思い入れのある手作りうちわを浴衣の帯にさして出かけたい、なんて粋で素敵なご希望もあるかも知れません。
そんなときに、万が一でも大切な衣類を汚してしまったら…。

お教室でそんな報告を聞いたら…申し訳なさすぎる。
回避方法はただ一つ!こってりパステルの粉を塗り込まないことです。
普段やっている白下地も一切不要です。下地がないことで色ムラが出やすくなるかも知れませんが、そもそもうちわでは、あまり緻密な仕上がりは求めない方がよいでしょう。理由はあとから説明しますね。
さらっと一発塗り!で、軽く薄く色を付けた後、粉止めのフィキサチフスプレーをしておけば、そうそう色が移るようなことはありません。
POINT1. 下地はいらない、色は薄く塗ろう。
貼って初めて完成になるから、図案はシンプルに
うちわ作りで一番テンションが上がるところ、それは…。

それは…?

ずばり、骨組みに貼った後です!
もしかしたら、平面でモチーフを描いた段階では、仕上がりが想像できずに「ピンとこないわ…」という参加者様もいらっしゃるかも知れません。
でも、貼った後は皆様テンション上昇間違いなし!
なぜかというと、うちわの骨組みに貼ったことで、浮き出る凹凸、微妙な陰影…それらが、一気にモチーフを素敵な雰囲気に押し上げてくれるからです!
仕上がりが想像できなかった方も、「こんなになるのね、既製品みたい」と嬉しい気持ちになられること請け合い。
逆に言えば、平面の時点で細かい描き込みをしていても、骨組みの加減によっては貼った後に見づらかったり活かせなかったりする可能性もあります。
だから、図案はシンプルな方がいいんです。
シンプルでも、骨組みの与える表情で「グっとくる」素敵なうちわになる、これぞうちわ作りワークショップの醍醐味ですね。
POINT2. モチーフはシンプルでも素敵になるから大丈夫。
一番気を使うべきは、骨組みに貼るとき!
講師として一番目を配るべきは、貼るときにずれないようにしてあげることです。
特に、小さなお子様おひとりや、お手元の見えづらいシニアの方には、あらかじめ「貼る前に声を掛けて下さいね」とお伝えして、一緒に貼ってあげるとよいでしょう。
見切り発車で貼ろうとしても、当然運が悪いとずれてしまいます。
これを、百発百中…とはいかないまでも、そうそうずれないようにするには、とにかくうちわの根本のカーブなど特徴的な部分で合わせることです。
そのためにも、シールを剥がした後の紙は、両手でしっかり広げて持って、ゆっくり位置合わせをしてから降ろすようにしてください。
動画で貼るときの様子を見ることが出来ますので、ぜひ「描き方編」の終盤の方だけでも見て雰囲気をご確認くださいね。
POINT3. ずれずに貼るには両手で持ってカーブに合わせる。
実際に作ってみた動画(Instagram)
実際に描いている様子を動画にしました。
朝顔の型紙を作っている「型紙準備編」と、その型紙を使って実際に描いている「描き方編」です。気になるところを見てみて下さいね。
ちなみに、動画のうちわキットは、ネットで買った一番シンプルな白の丸型のものです。こんなの~↓↓
毎年作っても場所を取りませんし、思い出にもなるうちわ。ワークショップでも喜ばれます。
是非、ポイントを押さえて楽しく作ってみて下さいね。

先生~、ついついお得な大量ロットで買っちゃいました…。

大きいロット数で買っちゃっても、うちわキットは腐らないからそこは安心してね。
余った分はまた来年!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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