フリーハンドでお顔を描くには目が決め手 | パステルアートインストラクターのための「困った!」解決Tips
【講座中】テクニック

フリーハンドでお顔を描くには目が決め手

【講座中】テクニック

フリーハンドでモチーフのお顔を描いて頂くときに伝えて欲しいコツをまとめました。「え~自分で描くの?」と言われる確率の高いお顔。コツを伝えて楽しく描いて頂きましょう!

分かりやすく解説するために、全て同じクマの顔の土台に表情を乗せて説明していきます。気になるところだけでもチェックしてみてくださいね。

これだけは回避させて!目線がちぐはぐ

NG例…なぜか不安になる、不自然な表情

ぱす子さん
ぱす子さん

こ…こわい!なぜか不安になる表情です…。

ひふみん
ひふみん

理由はハッキリ、ひとつだけ。「目線がちぐはぐ」なことです!

「絵心がない」とおっしゃる方は、単にコツを掴んでいないだけなのですが、そんな方が犯す最大のガッカリポイントは、目線を統一していないことです。

「なんか怖くなっちゃった」、「変になっちゃった」…とガッカリさせないように、これだけはレクチャーしてあげてください。

目線は左右で統一すること!

いかがでしょう?左右を同じ目線にしただけで、安心して見られる表情になりました

「目線って言われても…」とおっしゃる方も多いと思いますので、伝えるときには簡単に

ひふみん
ひふみん

右と左、おんなじ形に描いてくださいね~。

と言えばわかりやすいですよ。

また、例のように目の位置がはっきり分かってしまう眉や目の輪郭をなくして、黒ゴマのような粒の目で描くとこの失敗が起きません。

その場合、左右の高ささえ揃えてもらえれば、いい感じになります。

ぱす子さん
ぱす子さん

「黒ゴマのような粒を、右と左の高さを揃えて描いてみてくださいね~」ですね!

左右違っても大丈夫な「ウインク」

「先生~、もう片方を同じ形に描けそうにありません~。」と言われたら…。

もう片方はウインクさせちゃえば問題解決です!

ひらがなの「く」、カタカナの「フ」を傾けて、記号の大なり「>」・小なり「<」など、普段親しんでいる文字で例えて練習して頂くと、抵抗なくウインク目を描いて頂けます。

ぱす子さん
ぱす子さん

「へのへのもへじ」はどなたも気負いなく描けますもんね~。

ひふみん
ひふみん

絵も、記号の集まりだから気楽に描いていいはずなんだけど、苦手な方は委縮してしまわれることがあります。そんなときは、文字で例えて肩の力を抜いてもらいましょう!

どっちを向いているかは、目の場所で決まる

「この二人がちょっと向き合っているようにしたいの」「少し上を向いたように描きたい」など、お顔の向きを調整したい場合…。すでに描きたいイメージがあるなんて素敵ですね。是非コツを伝えて、参加者様に表現の楽しさを体感して頂きましょう。

この例のクマ、いかがでしょうか?右方向を見ているように見えませんか?

今度は左を向いているように感じられませんか?顔の輪郭はまったく変わっていません。

ポイントは、パーツの置き方です!福笑いのパーツを想像すると分かりやすいですね。

輪郭はまったく同じなのに、パーツの配置を全体的に右に寄せるだけで「右を向いている」、左に寄せるだけで「左を向いている」と感じられます。

同様に、上向き、下向きもパーツの配置のみで調整できます。

何かを見上げているような、思案しているような、上向きに見えますね。

こちらは、何かを見降ろしているような下向きに感じられます。

同じ型紙から描かれた同じ輪郭のモチーフでも、パーツの配置によってこれだけ変わります。参加者様が描きたい表情、しぐさなどを聞き取って、「お顔の配置をちょっとだけこっち寄りにしてあげましょう」とご案内してあげれば、その方の抱いたイメージを表現するお手伝いができます。

ぱす子さん
ぱす子さん

型紙は同じなのに、その方ごとに違う仕上がりになるのって、ワクワクして大好きです!見ていても楽しい~。

パーツの間隔で年齢感が決まる

また、上の向きの例と同様に、福笑いのように顔のパーツを中央に集中させた場合を見てみましょう。

なんだか、幼く可愛らしい印象になりました。

このように、パーツを中央に集約すると「ふくふくしたほっぺたの赤ちゃん」のように幼い表情になります。カワイイ感じにしたいという参加者様には、そのように案内してみてください。

ひふみん
ひふみん

ただ、目の間隔だけは、意外と離しても大丈夫。

ぱす子さん
ぱす子さん

本当ですね、赤ちゃんっぽさは損なわれていません。要は、面長に見えないために鼻と口が中央に寄ってることが大事なんですね。

逆に、顔のパーツ同士を離すと、大人びた感じになります。この例だと「おかあさんクマ」といった風情が出ますね。

「にっこり目」「うっとり目」や「目だけ」も素敵

特に苦手意識がある方は、「開いた状態の目」よりも「うっとりと閉じた目」にっこりと笑った目」の方が描きやすいかも知れません。

ひふみん
ひふみん

「記号の( )カッコみたいな形を二個並べてみてください。」

でOK!

うっとり~&にっこり~

また、顔のパーツというと、「眉」「目」「鼻」「口」などと考えてしまいますが、目だけで表現するのも含みがある雰囲気になって素敵なものです。

うっとりしているようでもあり、何かに思いを巡らせているようでもあり…。あえて口の形を描かないことで想像の余地があるのも素敵ですよ。

また、まつげをちょんちょんと付けてあげたら、とても女性的な雰囲気になります。

練習をさせてあげましょう

顔の表情を描く時は、いきなり本番にいくのではなく、心配そうな方には練習をさせてあげてください。できれば、これから描くのと同じような色のパステルをコピー用紙などにさっと塗って、同じような条件にしてから描かせてあげるとよいでしょう。

委縮する方は、最初の一筆がなかなか出ないものです。そこを「えいっ」と思い切って描いて頂くのはハードルが高いですから、横から練習用の紙に講師が「こんな風ですよ」と描いて見せて、マネさせてあげてもいいですね

ひふみん
ひふみん

苦手な行動は「高い塀」と同じです。講師も一緒になって少し崩して高さを下げてあげると乗り越えやすいですよ。

ありがちなミス 汚れに気を付けて

表情の描き方に気を取られ過ぎて、起こりがちな悲劇、濃い色で目などを描いた後に、手でこすって周りが汚れてしまう…あるあるではないでしょうか。

ぱす子さん
ぱす子さん

あります~。参加者様もガッカリ、私も心で泣いてます。

お手元が老眼で見えづらいシニアの方、先の想像がしづらい小さなお子様などが起こしがちな失敗です。予防のためには、

・色がこすれやすいことをあらかじめ伝えて注意喚起

・紙をこすらないよう、見守ってあげる

・紙に手をつかないと描けない場合には、キャンバスにコピー用紙などを敷いてあげる

など、講師側で工夫してあげてください。

おそらく顔を描く工程は最後の最後の方のハズ、華麗にフィニッシュを決められるよう注意深く目を配ってください。

ちょい足しなら「ほっぺた」がオススメ

以上、顔のパーツの中でも特に重要な「目」を中心にお話しましたが、他にも表情を左右するものはたくさんあります。講師ごとに得意な表情があると思いますので、「私だったらこんな風にしますよ」というサンプルをいくつか提示して進められるといいですね。

ひふみん
ひふみん

個人的には、「ほっぺた」をちょっとピンクにしてあげると、いきいきして見えるからやって欲しいかな。

好き嫌いが分かれるから、あくまでやりたい方だけね~。

ぱす子さん
ぱす子さん

漫画的な描き方が苦手な人もいますもんね。

ちょっと、身の回りの「表情」がどう描かれてるか、アンテナを立てて観察してみます!

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