こんにちは、原からかです!
パステルアートのワークショップ時の持ち物の準備中に、どうモノの取捨選択をするか…?
結構な悩みどころですよね!
アレも必要、コレも必要な気がする…でも絞り切れない!
そんな風に荷物の「減らし方」が分からない方にオススメの記事です。
ワークショップに持っていく物、絞り切れない!
参加者としてワークショップを楽しんでいるときには意識しないけど、ワークショップの準備品って予想以上に沢山あるもの。
インストラクターになって初めて気付くことね
何気なく参加していたワークショップの先生に感謝…
毎回自宅開催なら関係ないけど、会場を借りれば当然荷物をまとめて搬入する必要があります。
パステル・紙・フィキサチフなど、絶対に必要な物は悩む余地はないけど…。
必須ではないけどあるとベターな物を入れ始めると荷物は膨れ上がって、現実問題、移動に支障をきたしてしまうでしょう。
うーん、アレを入れるならコレも入れたい!
ソレも必要かも知れないし…
あ~ん、でもカバンに入りきらない!!
いっそカバンを追加しちゃう?
ちょっと待ったー!それはマズイわ
ここで大事なのが取捨選択よ!
物理的な量の上限を決めてみましょう
ワークショップの会場までの移動は、公共交通機関なのか、自家用車なのか、はたまた歩きなのか…。
まずは、その移動手段で現実的に持てる荷物のサイズ=容量を決めてしまうのがオススメ!
実際に経験してる方は分かると思うけど、ワークショップって例え短時間であっても体力の消耗が激しいもの。
そう!ものすごく疲れます…!
短い時間に魂込めてるものね
それに、パステルアートって極端に資材が減ることがないから、帰り道には荷物が軽くなってる…ということもナシ…。
ヘトヘトになった体でも行きと同じ距離を帰れるように、体力と相談して無理のない量を見極めて持っていきましょう。
行きはよいよい帰りは…なんてね
確かに…!
張り切っていっぱい荷造りして、行きは大丈夫でも帰り道にゼイゼイしちゃったことあります
疲労困憊で翌日まで響きました…
毎回グロッキーになるようだと、講師業も続けるのがつらいでしょ
継続しやすい環境づくりも自分の責任と思って工夫してみて
確かに…そこは自分の裁量ですもんね
私の場合は「小ぶりのトランクに入るだけ」って決めちゃってます
原のはこんぐらい!
いわゆる機内持ち込みサイズ
提供する内容は「これだけ!」と決めてしまう
理想をいえばアレもコレも用意して、参加者様に色々な提案をしたい、楽しんで頂きたい…すべてのものづくり系ワークショップ講師の純粋な願いですよね。
だけど!
会場を借りたワークショップは、いわば本店のレストランから出店した屋台のようなもの。
出来ることには限りがあると割り切って、提供できる選択肢の上限を決めてしまいましょう。
や…屋台…なるほど
そそ!
キッチンカーにないツールで提供できないものは、そもそもお品書きに書かないこと
無いものは言葉でカバー!
そうやって少数精鋭の物を選んで…結果、残念ながらその場では提供できないことがあったとしても、大丈夫!
口で伝えられることは言葉を惜しむ必要はありません。
例えば…
「おうちにマニキュアいっぱいあるっておっしゃってましたよね。
ここに後からラメ入りのマニキュアをピンポイントで塗るとキレイなんですよ!」
「気にされていた端の汚れですが、おうちのクラフトパンチで色紙を星型に抜いて貼って、さりげなく隠してしまえばいいですよ~」
…みたいなね!
言葉だけのご案内でも帰ってからの楽しみに繋がるし、後々の様子にも気を配る姿勢は必ず参加者様の満足感にプラスになるハズ。
物品が足りないところは、言葉でカバーしましょう。
完成形も「屋台基準」で設定することが大切
そしてもう一つ、めっちゃ重要なことがあります!
それは…モチーフの完成形を過剰に手が込んだものにしないこと!
えっ…
せっかくなら趣向を凝らした見本を展示して
「わぁ~描きたい♪」って思って頂きたいけど
その気持ち、痛いほどわかるわ
でもね…ゴールの設定はシンプルにしないと逆効果の可能性もあるの
例えば、見本として示された完成形が超美麗だったり手が込んでいたりするのに、実際にはそれほどの仕上がりにならなかったらどうでしょう?
ガッカリもはなはだしいですね…!
大前提として、完成形は装飾控えめでいいのよ
その方が期待外れのリスクが少ないでしょ
ましてや道具ものに依存する技法は、モノがないなら取り入れない!を徹底した方がいいわ
参加者様はインストラクターの態度に敏感です。
(本当は アレやコレがあればもっと良くなるんだけど…)
なんて雰囲気を醸し出しては、作品の完成を喜ぶお気持ちに水を差してしまうかも。
シンプルな道具でえがいても「これで完成」と言える形に作りこんでおけば、そんな悲しい事態は回避!
また、インストラクターが自信を持って
「このモチーフのポイントは、ずばり色選びです!」
「背景のグラデーションにこだわってやってみましょう」
など宣言すれば、参加者様は「そこが今回の作品づくりで集中するポイントなんだ」と納得されるもの。
そこにない道具の話をしてもいたずらに満足度を下げてしまうだけ。
50メートル走の時に200メートル走のようなお話をしても的外れです。
実際問題持っていける道具の量を見極めてから、
今回はどれぐらいが「完成形」なのかモチーフを調整してから臨みましょう。
なるほど~
まず持っていける量を見極めて、その道具で提供できる内容をシッカリ決めておくってことですね
そう!屋台なら出来ることが限定的でも当たり前ね
屋台でも美味しいメニューを考えるように、モチーフを考えてみてね
番外編:忘れ物をしてしまった時は
余談ですが…もしも当日会場で「あ!あれが無かった…」となった場合…Σ(゚д゚lll)ガーン
あるあるね…
商業施設なら、同じようなものを売っているお店に走りましょう。マルシェなど他業種の出店があれば、周囲の出店者にヘルプ!と言ってみましょう。
それでも手に入らない…そんな時もあるよね…。
そんな時はしょうがない!
落ち着いて、出来る範囲で最大限のパフォーマンスをしてください。講師がフワフワしていては参加者様が楽しめないですから!心は慌てていても態度はどっしりと。
音楽を演奏する人は、本番でミスがあっても何事もなかったかのように続けるもの。ミスのあった箇所以外は最善のものを提供するのが大切です。
最後には「うん!素敵にできましたね」と笑顔で参加者様を送り出して、後から家で死ぬほど反省しましょう(笑)
笑顔と、楽しんでくださった参加者様への感謝は、講師の標準装備。
丸裸になってもこれだけは死守しましょう。
笑顔と感謝なら誰にも負けません!
最後までお読みいただきありがとうございました。