こんにちは、原からかです!
アナログで絵を描くパステルアートでは、絶対に必要になるもののひとつ、「紙」。
原が実際に使ってみて、バランスが良くオススメできるものをご紹介します!
それは、ワトソン紙!
コスパよし、品質よし、ワークショップ向きの三拍子揃った優等生です。
この記事では、パステルアートにオススメのサイズや、使用感や色味の違いなども紹介しています。
ワークショップ用の紙探しは意外と大変
パステルアートで必ず大量に必要になる紙。
どこで、どんな種類のものを買うか…とっても悩みますよね。
ネットで紙を探そうとすると、そこは大海…。
潜っても潜っても情報に溺れるばかり。
しかし、画材屋の実店舗もまた深い森、そして迷宮…。
いくら現物を見たって、実際の使用感は分からない …。
一人お店で立ち尽くすのみ。
と、思わずポエムを詠みたくなるほど、紙選びは悩みのタネです。
- とにかく紙は種類が多い!
- 実際に試すまでは相性が分からない
- 試してイマイチだと残りは不良在庫に…
- 紙は意外と高価、ひとつひとつ試すのはツライ
悩みの多い紙選びですが、我々インストラクターの気持ちはひとつ、ズバリ
ハズレをひきたくない!
ではないでしょうか?原も全く同じ気持ちです。
そんな中で、リピートしていいと思えた紙は「アタリ」です!
原にとっては、この記事で紹介するワトソン紙が「大アタリ」になりました。
もう何度もリピートしています。
そんなワトソン紙のオススメポイントを詳しく説明してきますね。
ワトソン紙がパステルアートにオススメな理由3つ
ワトソン紙はコスパ良し!
パステルアートのワークショップで参加者様にお持ち帰り頂く作品=「紙」です。
少しずつ減っていく画材と違って、明らかに手元から無くなっていく消耗品なので、あんまりにも高価なものは提供しづらいですよね。
かといって、ペラペラのものでは、扱いづらく見映えもイマイチになってしまいます。
あんまり薄いと「グシャ」ってなってしまうもんね
その点で、ワトソン紙はほどよい厚みがあるので安心です。
かつ、お値段も良心的。
下のリンクを見て頂けたら分かりますが、「まあこれぐらいなら」と思える価格設定です。
ちょっとケチな原でも、ためらわず買えるお値段。
でもシッカリしてて安心。
ワトソン紙はほどよい厚みがあり、かつコスパがいい。
ワトソン紙は毛羽立ちが少ない
パステルアートのキャンバスとしての紙は、意外と摩擦にさらされます。
- 指先でくるくるパステルの粉を刷り込む
- コットンや綿棒でも同様に刷り込む
- 練り消しや消しゴムで色を消す
ね?意外と、こすられまくってます
私たちインストラクターは、匙加減が分かっているので紙を過剰に痛めるほどはこすりません。
(正直「やっちゃった…(._.)」ってこともありますけど、たま~にです。)
ですが、参加者様の力加減や経験は人それぞれ。
人によっては、強くこすりすぎて表面の繊維が剥がれてしまうかも知れません。
その点、ワトソン紙なら凸凹の質感はあるものの毛羽立ちはほとんどナシ!
初心者さんでもよっぽどのことがない限り紙を傷めないので、インストラクターとしても安心です。
毛羽立ちが少ないのでワークショップ向き
凹凸があることで、イイ雰囲気が出る
義務教育中の図工では、つるんっとした手触りのフラットな画用紙とだけお付き合いしていましたよね。
ですが、水彩画やパステル画用の紙は、独特のざらつきや凹凸があります。
ワトソン紙も、少しだけ凹凸が入っています。
この凸凹が、なんとも言えない「絵画っぽさ」を醸し出してくれます。
試しに原の手持ちの「ナチュラルワトソン」を見てみましょう。
写真ではなかなか伝えられないのですが…見えますでしょうか?
このデコボコの質感がいい仕事するんです。
微妙な陰影があることで、分かりやすく「絵画っぽい」カンジに。
参加者様が「なんだかイイ感じに出来た!」と気分の上がるワンランク上の雰囲気に仕上がります。
商品の公式サイトのドローイングサンプルをご覧頂くと、そのことが分かって頂けるかと思います。
アートっぽさ、ありますよね~
凹凸が絵の雰囲気を格上げしてくれる。
ただ、これにはひとつ注意点がありまして…。
ちっちゃなお顔などを描くモチーフの時には、デコボコのせいで上手く描けないことがあります。
そんな時は、フラットなタイプの紙の方がいいかも知れません。
フラットな紙といえば、言わずと知れた心の故郷「スケッチーズ」。
なんだかんだ言って、やっぱり「スケッチーズ」も必要不可欠!
こっちもヘビロテ。
パステルアート用のワトソン紙はA4がオススメ
A4サイズがオススメな理由
様々なサイズ展開がありますが、その中でも原がオススメしたいのは、「A4」です。
パステルアートでメジャーな15㎝角を作るのに、これが丁度いいんです。
A4は210×297mmだから半分にしたら15㎝に足りなそうだけど、大丈夫!
実際には15㎝ピッタリでは作っていません。
なぜなら、15㎝角用の額にすんなり作品を入れるためには、若干小さく切り出しておかないといけないからです。
ピッタリサイズでは額に対してキツキツになってしまうことが多々…。
それを無理に収めようとすると紙がたわんじゃう、あるあるじゃないですか?
知らなかった頃、無理に入れちゃってたよ~
紙を切り出すときに欲しいサイズに満たない部分は余ってしまいますが、A4から15㎝(弱)角なら、そんなには無駄が出ません。
ま、それでも微妙に余ってしまいますが…。
どーしても余っちゃうんだよね~( ;∀;)
余ってしまう長方形は、七夕の短冊や栞に活用しましょう!
30㎝平方の紙が売り出されたら、パステルアートインストラクターには大ヒットだと思うなぁ
色味はお好みで かなり雰囲気が違います
原は、ワトソンのなかの二種類の色をリピートして買っています。
種類があっても迷ってしまう…という方には、オーソドックスなホワイトワトソンがオススメです。
色味を比較してみましょう。
写真の左側は「ナチュラル」、右側は「ホワイト」
同じ22番の赤色パステルを乗せてみましたが、印象が違いますね。
紙の質感は同じなので、お好みで選んでくださいね。
迷ったらこちら ベーシックなホワイト
その名の通りとにかくホワイト、例えて言うなら「コピー用紙のような」真っ白な色味です。
試しにコピー用紙の上で撮ってみましたが、同じ色味であることが分かります。
色を乗せても、パステルの見た目通りの色が出るので、結果が想像しやすく使いやすいです。
オーソドックスでどなたにもオススメできる色味です。
可愛いナチュラル 女子っぽさ全開
こちらは、うすいアイボリーの色味です。
全体的に少し黄ばんだような優しい色になるので、ガーリーな雰囲気になります。
真っ白に目が慣れた方には特に新鮮に映る、ちょっとワザありの色味です。
下地をあまり入れられない短時間のワークショップでも、クリーム色の下地を入れたかのような凝った仕上がりになります。
ただ、黄ばんだ色味はシニアには見づらいので、注意してください。
若い方の多いワークショップにオススメです。
まとめ
- パステルアートのワークショップにオススメしたいワトソン紙
- 厚みがあってグシャっとならない
- コスパよしでお財布にも優しい
- 毛羽立ちが少ないのでこすっても傷まない
- 色味はホワイトが万人向け、ナチュラルが若い方向け
紙の好みもインストラクターごとに違うけど、迷っている方はぜひワトソン紙を試してみて!
コスパも品質もバランスがいい、オススメの紙だよ~